高望みの身の程知らず|過去の栄光症候群|もっといい人いるかも症候群

何で結婚できないのか

男性は、容姿が普通でそれなりに年収さえあればお見合いは組めます。お見合いの席では面白おかしく場を盛り上げたりする必要はありませんから、コミュニケーション能力に自信がない人も、上がり症の人も慣れてしまえばお見合いも意外とうまくできるようになります。逆に、女性から敬遠されるという3条件(ちび・でぶ・はげ)に当てはまったり年収が低い場合にも、お相手に求めるハードルを下げるとか間口を広げればお見合いは組めます。

女性は、男性から敬遠される2条件(でぶ・ぶす)に当てはまっていても、よほど太っていなければ(体重はプロフィールに載ります)、笑顔のお写真さえ撮れればお見合いは組めます!女性というのは、たいてい綺麗にしようと言う気持ちはお持ちですから、お見合いもおしゃれして来られて笑顔でお話しされて難なくこなされます。

そもそも世の中の夫婦やカップルがみな美男美女なわけではありません。周りを見渡してみてください。背が低くても、太っていても、髪が薄くても、そんなにお綺麗でなくても、幸せそうにしていらっしゃいますよね。お相手に100パーセントの理想を求めなければ、誰しも結婚して幸せになれるものなのです。

でも、一生懸命活動しているようでも、なぜか結婚できない人達がいます。結婚できないどころか、交際が続かない、お見合いが組めない人達さえいらっしゃいます。何ででしょう。過去にあった実例で考えてみましょう。

高望みの身の程知らず

男性も女性も「高望みの身の程知らず」なお申込みを続けていれば、長く活動をしていても成婚はできません。そもそも、交際どころかお見合いさえなかなか組めません。一番困る「高望みの身の程知らず」は「子どもが欲しいから若くて綺麗な女性」とおっしゃって、会ってもいただけないのに、ひたすら10歳も20歳も年下の女性に申し込み続ける中高年男性です。

「仮にすぐにお子さんに恵まれたとしても、お子さんが小学生のうちにあなたは定年退職ですよ。お子さんが自立したと思ったら、奥さんはあなたの介護が生じるかもしれないんですよ。それでもいいって言ってくれる女性はそうそういないですよ。」そのように申し上げても、ひたすら10歳も20歳も年下の女性に申し込み続けます。そうして年を重ねて、より婚活は不利な状況になっていきます。私としては何とかそこから脱出させたいので「もう少し年の近い方に申し込んでください。」と申し上げますが、なかなか簡単にはそうしていただけません。

でも、実は、「高望みの身の程知らず」のお申込みをするのは女性の方が多いんです。それが証拠に、女性からのお申込みは条件の良い一握りの男性に集中しているのです。実際にあった面談時のやりとりです。

女性「私、高望みはしていないんです。全て普通でいいんです。
ルックスも普通で、普通に学校を出ていて、普通に仕事していて、普通の性格で…」

私 「身長はどのくらいあればいいの?」

女性「170センチくらいあればいいです」

私 「学歴はこだわらないの?高卒でもいい?」

女性「普通に大学出てれば、有名大学でなくてもいいです」

私 「年収はどのくらいあればいいの?」

女性「私が400万円以上あるので、それ以上ならいいです」

私 「それは既に三高(高身長、高学歴、高年収)ですが、他にも外せない条件はありますか?」

女性「太っている人、コミュ力のない人、はげている人は嫌です。とにかく普通で。」

私 「そんな全てが普通だなんて、逆に随分と高望みなんですよ?」

女性「私も若くもない、スタイルが良いわけでもない、綺麗なわけでもない、自分も普通だから相手も普通でいいと思うんです。」

このやり取りの「普通でいいんです」「自分も普通だから相手にも普通しか求めない」という言葉に何かが違うと、もやもやっとしたものを感じませんか?

女性が言う「お相手に対して求める普通」は「全てに関して欠点がない」ということですから普通以上、偏差値50以上ってことですよね?そのような条件の良い男性にはお申込みが沢山きています。

それに対して「ご自分についての普通」は「若くない、スタイル良くない、綺麗でない」女性って、男性から見たらマイナス要素になってしまうものばかりですから、それでは普通以下、偏差値50以下でということですよね?それでは残念ながらハイスペック男性には会っていただけないのです。

「高望みの身の程知らず」と言われる申し込みを続ける方は、ご自分に甘く他人に厳しい評価をされているんだなと思います。「普通以上」=「普通以下」では決してない、バランスがとれているとは言えないのです。

本当に、自分の市場価値を知るということは大事ですね。そのうえで、ご自分とバランスの取れたお相手に申し込んでいくようにしましょう。それができないと、ずっとお見合いは組めないのですよ。

過去の栄光症候群

また、お見合いをして交際が成立しても、お相手の欠点をみつけるとすぐに交際終了にしてしまう方も多くいらっしゃいます。

「アッシー、メッシー、ミツグクンがいて、彼氏は高収入のイケメンだったの」とおっしゃる女性は、確かに実年齢より若く見えますし、お若い時はさぞおモテになったことと思います。ただ、今、その20年以上も昔の彼氏のスペックを、20年以上年齢を重ねた女性が求めても無理と言うものです。残念ながらモテていたのは若い頃のあなたであって、年を重ねた今のあなたにとっては過去の栄光でしかないのです。年を重ねてなお、高スペック男性を求め続けても婚期を延ばしてしまうだけです。

男性も年を取ればお腹も出てきますし髪も薄くなります。身体のあちこちが故障してきます。今どきは50歳や場合によっては40歳から年収の下がる会社も少なくはありません。若い頃のルックスと健康と高年収を維持している欠点のない男性なんて、そうそういないと思いますよ。いたとしたら、その男性はもっと若くて綺麗な女性を求めるでしょう。

「完璧な人などいない」「白馬の王子様は現れない」…何を言っても、なんだかんだとお相手のどこそこが悪いとか、「元カレはこうしてくれた」「元夫はこうだった」などとおっしゃって、交際してはすぐに交際終了を繰り返します。この“過去の栄光症候群”から脱しない限り、婚活は上手くいきませんし結婚はできないということです。今のあなたに釣り合うお相手を探してくださいと申し上げます。

成婚できるような方は、お相手に欠点をみつけても、欠点を克服できるかお相手と話し合います。
煙草が苦手な女性が男性にそう伝えたところ、男性は禁煙したと言う例もありますし、結婚後の経済的な心配があるようならそれも話し合ってみないと分かりません。二人で乗り越えられれば成婚へとつながりますし、話し合いにもならない、乗り越えられないと判断した時には交際終了とすればよいのです。
話さないと分からないこともあるので、きちんと向き合うことが大事です。

もっといい人いるかも症候群

成婚間近で残念な結果になることも少なくはありません。

条件が良い男性ですが、口下手であまりコミュニケーションをとるのはお上手なく婚期を逃してきました。そんな彼も何回目かのお見合いで知り合った女性と交際が成立し、「良かった~、頑張ります!」と大喜びで、彼女を誘って色々な所へ出掛けて楽しい時間を過ごしておりました。

3か月も経つか経たないかうちに女性は「もしプロポーズをしていただいたら受けます」と気持ちが固まりましたが、彼はまだ他の女性からのお申し込みを受けてお見合いをしたり、若くて綺麗な女性には自分からお申し込みをしたりもしていました。

彼のように条件が良くてルックスが標準以上の男性が婚活すると、女性からのお見合いお申し込みがたくさん来て、その中に好みの女性がいればお会いするといったような婚活パラダイスが訪れたりもします。
皆さんこうして婚活を始められると、今までにはないほどの異性との出会いが訪れます。「是非一度会ってください」とお見合いの申込みもたくさん有ったり、お見合い相手との交際が始まってからも、他の方からのアプローチを受けたりもします。どちらも良いなと思って選べなければ、二人の方と同時に重複交際になったりもします。
そうなると、入会面談の時には、「自分なんか…高望みしません。できません。」と謙虚だった方も、「自分ってこんなにモテるんだ」「今の相手よりも、もっと良い人が現れるかも…」という考えが芽生えてきてしまうものなのです。これを“もっといい人が現れるかも症候群”と申します。

彼もそれで「俺、モテるのかも」と勘違いをしてしまったのですね。目の前にいる交際中のお相手を思いやれなくなっていました。交際中の女性とまめに連絡をとることも怠り、デートの回数も減りました。もう一方で、新しく交際になった女性とデートをしては断られを繰り返しておりました。

一度は「もしプロポーズをしていただいたら受けます」と心を決めた女性でしたが、敏感に彼の気持ちの変化を感じ取り、まもなく彼は女性から交際終了を告げられるという事態を招きました。彼は驚き、逃した魚の大きさを知り、のちに長~い後悔のどん底を味わいましたがどうにもなりません。

仲人協会のシステムで、仲人士のサポートを受けて婚活をされていれば、最大限に効率よく、最大のサポートを受けられるからこそ、このような人生最大のモテ期のような状況にもなるのです。自分は実はモテるんじゃあないかと思うのは勘違いというものです。そこはよく分かっておいてください。勘違いして、「自分はモテる。今の相手よりも、もっといい人がいるんじゃあないか。」という考えで、目の前のお相手にいい加減に接していると、当然、婚活は上手くいかなくなります。

初心忘るべからず

「自分なんか…高望みしません。できません。」と謙虚だった気持ちを忘れないでください。お申し込みをいただいたら、会ってみましょう。会ってもみないうちからダメと決めつけていては、みすみす素敵な出会いを逃しているかもしれませんよ。

「結婚したい」と思って結婚相談所のドアをたたいた時の気持ちも忘れないでください。「婚活パラダイス」や「人生最大のモテ期」を味わいたくて婚活を始めた訳ではないでしょう?
その「婚活パラダイス」や「人生最大のモテ期」を与えている側が言うのもなんですが、初心を忘れずに冷静な気持ちになって目の前のお相手としっかり向き合っていただきたいと思います。

皆さんに幸せな結婚をしていただきたいからこそ、きついことも申し上げました。