第13回を読んで
「飲み物や食べ物のリサーチだけで1~2時間もたせるのは無理…」
そう思ったあなた、正解です!
お見合いでは 「相手のプロフィールをもとに会話を広げる力」も必要です。
今回は、質問をしながら会話を広げていく具体的なコツと、よくある失敗パターン、その改善例までをしっかりお伝えします。
まずやるべきことは「相手の趣味を覚えておく」
プロフィールには、趣味・好きなこと・休日の過ごし方など、話題のヒントがたくさんあります。
会話がスムーズな男性は、事前にそれらをしっかり確認して、当日ちゃんと覚えてきています。
ポイントは「質問だけで終わらないこと」です。
以下の2つの失敗パターンを見てみましょう
【失敗例1】自分の話タイプ
男性:読書が趣味なんですね。最近は何を読まれましたか?
女性:「わたしは愛される実験をはじめた」を読みました。
男性:自分は「凍りのくじら」を読みました。途中まではつまらなかったけどラストで伏線が…(長く続く)……で、ドラえもん好きな人には本当におすすめで…(以下省略)
→ せっかく質問しても、女性の返答をスルーして、自分の話ばかりになってしまっています。
これでは「聞いてくれた」のではなく「話すきっかけに使われた」と思われてしまいます。
【失敗例2】面接官タイプ
男性:読書が趣味なんですね。最近は何を読まれましたか?
女性:「わたしは愛される実験をはじめた」を読みました。
男性:それはどのような本ですか?
女性:物語調の恋愛ハウツー本です。
男性:他にはどんな本を読みましたか?
→ 質問はしているものの、リアクションがないため、会話が続かず事務的な印象になります。
「これでは面接みたい…」と女性がつまらなく思うケースもあるので、気を付けましょう。
【成功例】感想+質問のキャッチボール
男性:読書が趣味なんですね。最近は何を読まれましたか?
女性:「わたしは愛される実験をはじめた」を読みました。
男性:その本は知らなかったです。なんだか女性らしいタイトルですね!恋愛小説ですか?
女性:ただの恋愛小説ではなくて、物語調の恋愛ハウツー本という感じでした。
男性:物語調のハウツー本って面白そうですね!読んでみてどうでしたか?
女性:キュンとする切ないストーリーが良くて、女性たちの間で話題になるのも納得でした。
男性:キュンと切ない…わかります!そういう映画も好きで、最近『ルックバック』っていう作品を観たんですが、友情の話なんですけどちょっとキュンと切なくて…映画も観ますか?
→ 感想+軽い自己開示+次の質問という流れで、自然なキャッチボールになっています◎
ポイントは「共感・感想・質問」のバランス
質問のあとに、必ず何かしらの感想をつけるように意識しましょう。
・「知らなかったです」「面白そうですね」などの一言で、質問がグッと温かくなる
・感想→共感→自分の話→また質問、という流れを意識する
・自分の話をするときは、1分以内で終わる程度の長さでコンパクトに!
これが自然にできると、「話しやすい人」「ちゃんと興味を持ってくれてる人」という好印象が残ります。
まとめ:キャッチボールの感覚を忘れずに!
・質問は“投げっぱなし”ではなく“キャッチして投げ返す”
・自分の話ばかり・面接のような一問一答はNG
・感想・共感・自己開示を少しずつ入れながら、自然な流れで会話を広げていく
第13回、第14回と会話についてお話しをしてきましたが、いかがですか?
会話は本当に悩まれる方が多いので、第15回も会話について書こうと思っています。
お楽しみに♪
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